板垣退助氏のアンティーク Vuitton トランク
以前にも少し板垣氏のアンティークトランクが話題になり、東京より訪問される方もいると
の事で、大変な人気のようです。この件に関しては簡単にお伝えいたしました。
勿論、彼が求めたものは、アンティークではなく新品のオーダー。
それから今日まで130年弱が経過し、今では大アンティーク トランクに
なっているのです。(一寸一言。皆様の普段使いの持ち物も100年経つと
立派なアンティーク品になるのでしょうか? でも、クラシックカーと呼ばれるものは、
如何ですか? 確かにそう云う車もありますが、大半の自動車は、そうでない唯の
古い自動車となりますね。)
そして、先日このトランクを現在公開している、キュレターの方が飛行機でわざわざ、
お尋ね下さいました。
用向きは、来年サクラの頃から約2カ月「アンティーク ヴィトンとその時代」を
テーマにした一大展示会?を催す予定になって、実物の下見と打ち合わせです。
夏の終わりころから少しずつ進んで参りました。
板垣氏は私も清貧の勇者、リーダーとしてとても尊敬してる一人です。
しかし、清貧の彼が、「あのVUITTONを・・・?」。よくお話をお伺いすると
「板垣氏は、当時最新の西欧事情の文明・文化の詰まった貴重な書籍をL・Vの
縦縞のレイエを一杯にして、日本に持ち帰り、多くの熱血青年たちに読ませた」そうです。
お陰で日本の民権政治がここから始まったのでしょうね。
従って、高価なトランクではなく、とても丈夫な(安全、安心な)トランクを求めたのでしょう
ね。
その頃の物も私どもにも1・2個有るのですが、来て頂いた方から「いくら位当時した
のでしょうか?」と質問されますが、恐らく超チョウ高価だったと思います。
でも、もたらしてくれたことを考えると安いものでしたかね。
何しろ当時は、ナポレオン3世妃、ニコライ2世、カルロス2世等がご愛用の品との事。
等など・・・・・私も今から楽しみです。(私の名誉でもあります。)
(我がガレットにも、アメリカ南部カンサス州の有名な帽子屋さん所有のもの、
ボストンの高名な政治家の所有だったもの、エリザベス女王の人形トランクと類似の内装、
これはヘンリー・フォード家次男のお嫁さん所有、はたまた、マリリン・モンローが
「帰らざる河」で使用と同時代・同型の横置きトランク ・・・・ 等もあります。)
話は変わりますが、ようやく引っ越して小物の展示もできました。
ますます、アンティーク shop になってしまいました。
ぜひ皆さんもお尋ね下さい。それから、30分やそこいらでは、見えないですからね。
先日も、横浜と小田原の方(整頓中でしたが、それでも良いとのことで・・・)が、
お尋ね下さいましたが、結局2~3時間滞在して行かれました。
唯、できれば前にお電話いただければありがたいですね。宜しくお願い致します。
掲載に当たり許可を頂きました。
結局以前より多く展示しております。
それから、これはGARRET オリジナル12分1 大型レイエ
チャンと「GARRET」パーソナリゼーションしています。
(ピンは大きさをご理解いただく為に置いてあります。)
少し忙しかった主
ーP・S- I・Tさんお電話ありがとうございました。