「VUITTONと車談義」の秋の1日
昨日、ネクタイ着装の紳士が、LEXUS 600HLの後部席から降りられました。
最近では珍しく ‘ドピーカン’、「今日は、暑いですね。ネクタイも上着もお脱ぎ下さい。」
片や私は、何年か着続けている定番ポロシャツ姿。(恐縮至極)
この様なご挨拶から、その日が始まりました。
(モノグラムのペーパー・モデルはガレット内展示用、販売はしていません。)
そうです。1億円以上のクラシックカーを数台と,、その他もろもろ・・・
「マイバッハが見れると思ったのですが・・・」
「昨日、ワックスしたんですが、チョッと道が心配でしてね。」「そうですよね。あれだけでかいと・・・」
と云う事で、早速私も愛車の自慢、「これが1928年のベントレー、ジャガー、ロールス、ブガティー、」
「凄い、こんなにお持ちなんだ」「何を仰る、何れも18分の1です。アッ八ハハ~」これからが自慢大会。
勿論、貧乏人としては、臆して負ける訳には参りません。
なぜなら、私は多数派諸氏の友であり、又、代表の分身であります故。
「何時もよりほんのチョッと高級な北イタリア産の赤とノンアルコールビール」を用意したのですが、炭酸が苦手との事。
(この方は、あの美味しいシャンペンを飲んだことが無いんだ。感じ入りました。ご愁傷様です。)
「そうですか、お飲み物は、ジュースが宜しいでしょか?」「水かお茶下さい」
「どちらが?」「じゃー、お茶を下さい。」「運転が天性かもしれませんね。」一堂、どっと笑い。
北イタリアの秋の料理と頂き物の高級宇治茶・・・秋の出会い、イトオカシケリ。
(そういえば、お土産に京都の名店の市販されていないお菓子を頂きました・・・本当に珍しいお土産を皆様から頂けます。
・・・でも変ですよね・・・これ)
そして、ご依頼の品をお渡しいたしました。「御代は・・・」 寿司屋の勘定?
「言って頂けないなら、それでは、これをお受け取り下さい。」お帰り後、中を見て「驚愕、唖然!!過分すぎる!!」
帰り際には、この自動車(オリジナル模型)とあれとこれ作ってくれませんか?」「何時頃までに?」
「何時でも良いですよ。それから私もコレクションルームを創ろうと思っているのです。
今頼んでいるVUITTONのトランクが、来年6月に出来るので、そのコーナーのデザインをして頂けませんか?
作って下さる方もご存じなら、その方にお願いしたい。」
「勿論です。光栄です。」
「それでは、打ち合わせを兼ねお伺いした際は、今度は、エンジン音を聞かせて下さい。」
「運転してくれても良いですよ。但し、貴方は商売ベースで考えて下さい。」
そして、お帰りになられ、TELを頂き、「今日は、楽しかった、有難う。」と、・・・有り難いお言葉です。
そう云えば、私は今までの仕事人生で、見積書と云う物を殆ど書いた記憶がありません。
多くの場合(大企業)、予算を御伺いし、そして、業務開始。実にいい加減ですね。
中には、倍以上の時間がかかったり、途中中止もあります。
そうです。開発とは多少こんな感じの仕事なのです。
こんな感じのいい加減さは、勿論、何回もお仕事を頂く、信頼があってこそ可能な世界かも知れません。
多少こんないい加減な感じが許されないと、開発と云う仕事は出来ないかもしれませんね・・・。
もちろん、仕事が B to B だから出来るのですが・・・
そうなのです。それにしても今のご時世は、少し窮屈すぎる気がしますね?段々狭くなるね。
いいえ、言葉が適切じゃないです。スマート過ぎるのでね・・・
例えば、かつて、憧れた我が国の自動車メーカー?・・・
確かに、商品?製品?販売品?としては良いのでしょうが、自動車としては?如何なものなのでしょうか・・・
さて話は、変わりますが尊敬する元上司から、
「1回読ませてもらいました。内容はわかりました。
骨子としてはすばらしい、すばらしい
少し気になるのは文章、ちょっと難しい、のかわかりにくいのか、それがあなたの個性かも
もう一度読み直します 詳しくはまた改めて
まずはお礼と第一印象です。」
と私のCD「L.ヴィトンファミリーと日本」を読んでいただきました。
以前少し話した時は「私は、ブランドには興味が無い。」
そうですか、ご自分達こそがその昔、日本で一世風靡させた仕組みを作った宣伝意匠担当の張本人のお一人でしょうが・・・
(その気持ち良く解ります。)
でも、この様に鋭い超越先輩に「2度読んで頂けるとは・・・」正に奇跡、本望。
それから、24日(日) PM9:00 BSジャパン極上「お宝サロン」見て下さいネ。
あの番組のエッセンスの様な気がします。
そして3人に共通な ・・・ 未だ?余裕人?のガラ系フォン
こんな感じの幸運な秋の一時を味わう主